2010年1月からの独立移住の移民法変更について

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2010年1月からの独立移住の移民法変更について

2010年1月1日より、独立移住関係にいろいろ変更があります。簡単に以下にまとめてみました。

1.オーストラリア国内で申請するサブクラス885,886,487の申請時に、技術査定の「結果」が必要となります。以前は[技術査定に出した]という証拠でよかったのですが、今後は「結果」を申請時に用意する必要があります。

2.Trade関係の職にてオーストラリア国内で申請するサブクラス885,886,487の申請時に、2010年1月以降に査定された技術査定を出す必要があります。以前の査定結果は、上記サブクラスに関しては使うことができません。

3. Trade関係の職にてオーストラリア国外で申請するサブクラス175,176,475の申請の最低条件として、オーストラリアの新卒としての職業免除(学校終了後6ヶ月以内に申請すれば、経験が必要ないシステム)が使えなくなり、必ず過去24ヶ月のうち、12ヶ月のお仕事経験が必要になります。この経験期間は、あくまでも移民局の規定であり、以下にご案内しているTRAの規定とは別となります。

4.英語がすべてのセクションでILETS6に統一されます。(一部のビザを除く)

また移民局ではありませんが、Trade系の職を審査しているTRAが、2010年1月より、あらたなJob Ready Programを施行することになりました。これらは以下の4段階のプロセスにて行われます。

Step 1 これは主に資格、最低6ヶ月のお仕事経験の内容などから審査されます。重要なポイントとしては、IELTS6がこの段階で必要となります。

Step 2 この段階にて、12ヶ月のお仕事経験を始めることになります。今までとは違って、雇用主とコントラクトを結ぶ必要があります。このお仕事期間中に、TRAの担当者がモニタリングとして職場への訪問があるようです。またこの期間中、仕事で必要な英語やオーストラリア文化のトレーニングも受ける必要があります。

Step 3 十分なお仕事経験をつまれたころに、実際にお料理などを作るテストがあります。詳細はまだ発表になっていません。

Sep 4 今までの各テスト結果や、雇用主からのペイスリップなどをあわせたものを提出し、最終的な査定審査をしてもらいます。

以上すべてOKであれば、技術査定合格ということになります。

査定に必要な費用の概算は以下のようになります。
(*これはサービスプロバイダーによって、多少前後することもあると思います。)

Step 1 Provisional Skills Assessment AUD $300.00
Step 2 Job Ready Employment AUD $750.00
Additional Training AUD $1200.00*
Step 3 Job Ready Workplace Assessment AUD $2,000.00
Step 4 Job Ready Final Assessment AUD $300.00

この新技術査定は費用がかなりかかり、審査内容もより複雑になっています。
もしすでにTRAの査定結果(2010年1月以前のもの)をお持ちの方で、条件がそろうかたは、Job Ready Programを受けなくても申請にもっていけるかもしれません。詳しくはお問い合わせください。

なお、上記のJob Ready Testは、日本など海外から、十分なご経験をもとに申請される方は必要ありません。

TRAの新テストは、まだまだ情報不足のところがあります。今後、2-3週間ほどで、さらに詳しい情報がはいると思います。その時点でまた皆様にご連絡差し上げます。