新ビジネスビザ(サブクラス482)が施行されました!

最新ビザ情報 (2018年3月22日 発行)

TSS ビザ

2018年3月18日より、ビジネスビザ(サブクラス457)に変わって、TSS ビザ(サブクラス482)が施行されました。

主な変更点は以下のようになります。

(日本国籍の方向けの内容になっています。他国籍の方の場合、他に必要な条件がある場合がありますのでご注意ください。)

スポンサーシップ

基本的に以前のビジネスビザと同様の条件が必要となります。現地スタッフが少ない会社などは、特に審査が厳しくなることが予想されます。

まだ正式に施行されていませんが、近々政府によるトレーニングファンドが設置される予定です。今後あらたにこのビザ申請をする場合、以下のような額を支払うことになりそうです。

以下はまだ決定ではありませんが、予定額として出ているものです。
• 売り上げ$10 MILLION 以上のスポンサー   年1800㌦ X ビザ申請年数
• 上記外の小中規模のスポンサー        年1200㌦ X ビザ申請年数

現在すでに457ビザにての有効なスポンサーシップがある場合、新たな482ビザ申請に使うことができます。スポンサーのトレーニング義務は、以前のまま継続となりますので注意が必要です。上記ファンドが施行されると、今までのトレーニング義務の代替なるかと思いますが、詳細は今後発表になると思われます。

ノミネーション・.ビザ

2017年4月の発表時からすでに使われていますが、申請には2つのリストがあります。それにともない、482ビザには以下のストリームがあります。

1.Medium Term Stream
• Medium and Long-term Strategic Skills List (MLTSSL) リトの職にて申請

このリスト職で申請する場合、
-英語:IELTS5(全セクション)が必要(もしくは認可されているテストにて同等点)
-ビザ期間は1~4年
-国内でのビザ延長に制限なし
-永住権申請が可能

2. Short Term Stream
• Short-term Skilled Occupation List (STSOL)の職にて申請
-英語:IELTS平均5(各セクションは最低4.5以上)が必要(もしくは認可されているテストにて同等点)
-ビザ期間は1~2年(駐在の方には例外あり)
-国内でのビザ延長は1回までとなりますが、国外からは2回目以降可
-Genuine Positionの申請であることの証明も必要
-永住権申請は不可

3.Labour Agreement Stream
政府と交渉しての申請ですが、こちらでは割愛します。

ビザ申請
上記の他に、ビザ申請に関しては以下の条件も必要です。
-申請職もしくは関連のある職にて、過去5年のうち原則2年のfull-time経験が必要。この経験は、申請職と同レベルの技術力が必要。(例:キッチンハンドの経験期間は、Chefの経験とはカウントされない。)
-ANZSCOにての申請職の条件を満たしていること
-最低ラインのサラリーは以前と同じく53900㌦、ただマーケットレートを
満たしていることが必要
-上記の英語条件の例外としては
• イギリス、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、アイルランドのパスポート保持者
• 5年の勉強を英語でした場合
• 海外からの駐在者で、ベース給料が96400㌦以上の場合
• 大使館関係者

費用
申請内容     申請費用 他 注意事項
スポンサーシップ 420㌦ スポンサーによる支払い要
ノミネーション 330㌦ スポンサーによる支払い要
ビザ (MLTSSL) 2400㌦ 国内2回目申請 700㌦追加要
    (STSOL) 1150㌦ 国内2回目申請 700㌦追加要

これからまた細かい情報もでてくると思われます。申請は各ケースによって異なります。
上記は一般的な情報となりますので、個別のケースについては弊社担当者までEmailにて
お問い合わせください。visa@visanet.com.au

オーストラリアンビザネット
西尾彩子 (MARN 0208479)

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